こんにちは!
え~見事に犬に噛まれました(笑)
私も犬を飼っているのですが、関係なく、近所の家の犬です。
犬種はポメラニアン。
小さくてかわいい犬ですが
画像引用元:http://www.mone-pet.com/blog/2013/04/post-290-482086.html
こんな顔で襲ってこられたので、大人でなければ余裕でトラウマになっていたでしょう。
そのお宅に用事があり、玄関先に近づいたところ吠えながら飛び出してきてガブリ。
傷はこんな感じ。本当に痛かったです(泣)
これはヒザの部分ですが、見事に傷と内出血を起こしています。
犬や猫、動物にかまれた時は「あ~痛かった、消毒しておけばいいや」で済ませるのは本当に危険です。
今回は犬や猫に噛まれた時の対処法。そして私が実際に病院に行ってきて、受けた処置や、お医者様に聞いた、犬猫に噛まれた時の対処法を紹介します。
ぜひとも参考にしてください。
今回かまれたのは犬ですが、猫に噛まれた時のことも一緒にお医者様に聞いてきましたよ!
犬に噛まれた!
真っ先に行うこと
犬や、猫に噛まれた時。必ず行わなければいけないことが2つ。
それは、
- 流水でよく流す
- 皮膚科か外科に行く。
この2つは必ず行いましょう。
そして余裕があれば
- 狂犬病の予防接種をキチンと受けているか
- 破傷風の予防接種は受けたか
この2つについて飼い主さんに確認しておくといいでしょう。
動物の牙や歯は人間とは比べ物にならない程病原菌が存在します。
まずは噛まれた患部をシャワーや蛇口を使いキレイにしましょう。
目安は3分以上。この目安時間は看護師さんに教えて頂きました。
お医者さん行った時も、「患部は水で洗いましたか?」と聞かれます。
動物に噛まれた時は基本皮膚科か外科で診てもらえます。
自己判断をしてしまうと、傷口から入った細菌で思わぬ病気に感染してしまうことがありますので、必ず受診しましょう。
血が止まらない場合はガーゼでしっかり押さえる
もしも傷口の血が止まらない場合、強く圧迫することで止血することができます。
「直接圧迫止血法」と呼ばれる最も簡単で確実な止血方法です。患部を清潔なガーゼや布で強く圧迫し、止血します。
出血しているきず口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて、しばらく圧迫することで止血を行います。この方法が最も基本的な止血法であり、多くの出血は、この方法で止血できます。※止血するとき、救助者はできる限りビニール手袋やビニール袋を使用し、感染予防に努めます。
引用元:日本赤十字社ホームページ
腕や手なら、心臓の位置から離し、手を上に上げると血が止まりやすくなります。
もし直接圧迫法でも血が止まらなければ、我慢をせず救急車を呼びましょう。
気を付けるべき感染症
犬、猫に噛まれた時は、傷以上に感染症に気を付けなければいけません。
狂犬病
犬、猫だけでなく哺乳類全てか感染する可能性のある病気です。
潜伏期間は1ヵ月~3ヵ月と長めですが、発病してしまうと絶対助からない非常に危険な病気です。
日本では犬の狂犬病の予防注射が徹底され、わずか7年のうちになくなり、その後50年近く発症が確認されていません。
主な症状は
- 発熱
- 食欲不振
- 頭痛
- 筋痛
- 嘔吐
- 咽頭痛
- 空咳
等があり、重症化すると
- 強い不安感
- 首の筋肉の痙攣
- 水や風への恐怖感
- 錯乱
- 幻覚
などが起こる怖い病気です。
飼い主さんがその場にいれば「狂犬病予防はキチンとされていますか?」と確認を取ったり、
必要であれば、予防注射を受けた確認の書類を見せてもらいましょう。
「噛まれた程度で大げさな」と思うかもしれませんが、重症化すると命にかかわることです。
破傷風
破傷風菌に感染することで発症する病気で、高い確率で命に関わる病気です。
様々な神経に作用する病気で、初期症状は
- アゴが疲れる
- 口が開きにくい
などから始まり、重症化すると
- 歩行障害
- 排尿障害
- 全身の筋肉の硬直
- 呼吸困難
が起き、命を落とす危険のある病気です。
こちらも狂犬病同様に、噛んだ犬が破傷風の予防接種を受けているか飼い主さんに確認しましょう。
パスツレラ症
パスツレラ菌の感染によって呼吸器系にトラブルが起きる病気です。
犬猫はパスツレラ菌の保有率が高く、犬では75%。猫は100%持っていると考えてください。
口の中だけでなく、爪にもパスツレラ菌は存在するので、引っかかれただけでも注意が必要です。
潜伏期間は短く、30分~2日。
症状は
- 患部が腫れる、化膿する
- 気管支炎など呼吸器系の疾患
などがあります。
腫れるているかどうかは自分でも判断できますが、その時症状がなくても悪化する可能性は十分あるので、
専門家にキチンと判断してもらいましょう。
私が犬に噛まれてから行ったこと
では私の体験談をもとに、実際に犬に噛まれてから対処した行動を紹介します。
事故発生
私のヒザを景気よく噛んでいったのは小型犬のポメラニアンです。
歯が細かく、強気な性格もあるようです。
長いヒモで繋がれていましたが、家の前まで玄関を開けて出て来て、近づいていった私のヒザをジーパンの上から噛みました。
その時は「ズキズキ」といった傷みで、ズボンをめくると赤く血がにじんで内出血している状態。
よく見ると2か所に2種類の傷があり、1つは牙が刺さったもの。もう一つは小さな歯が浅く当たったものでした。
事故後の対処
事故が起きた時に、飼い主さんは近くにいました。
その時私は「大丈夫です」と立ち去ったのですが、ネットを調べたら「飼い主さんと連絡を取れる状態にした方がいい」と書かれていたので、もう1度そのお宅に行き、
- 狂犬病の予防はキチンと行っているか
- 病院に行こうと思うが、かかる費用について
- 連絡先
この3つを聞きました。
狂犬病の予防は、たまたま前日に受けたばかりとのこと。
そして「病院にい行こうと思うのですが…」と伝えたところ、「かかった費用はコチラで負担するので言ってください」との了承を得られたので病院に行くことにしました。
そして連絡先は電話番号と名前を。
当日の対処
犬猫に噛まれた時は、まずキレイに洗い流すことが大切。とのことだったので、家のシャワーで噛まれた場所をしっかりと流しました。
そして消毒用エタノールで消毒し、医療用保護テープを持っていたのでそちらを貼り付け。
保護テープは絆創膏でも問題ないはずです。
病院に電話
犬や猫に噛まれた時は、皮膚科か外科に行くのが基本。
傷があったので外科に行くことに。
しかし、すでに夕方だったので、病院に確認して「明日でもいいですか?」と確認しました。
その時は
- ズボンなどの上からか
- キレイな水で流したか
- 消毒したか
- 患部の状態(傷の程度)
- 噛んだ犬の犬種
- 狂犬病の予防はしてある犬か
- 腫れはないか
これらのことについて聞かれました。
そして、「気になるのであれば今日のうちに来てください。後日でも大丈夫です。」「もしも患部が張れるようなら早めに来てください。と教えてもらったので翌日行くことにしました。
外科にて
外科では、同じく「ズボンの上からか?」や「患部を流して消毒したか」を聞かれました。
そして、傷を見てもらい「今のところ腫れていないから、悪い菌の感染はなさそうだ。しかしこれから赤みが強くなるようならまた来てください。」と言われて診察が終わりました。
傷口をアルコール消毒をしてもらい、ガーゼと包帯で巻いてもらい終了です。
外科の先生から教えてもらったこと
外科の先生から動物に噛まれたときのことについていろいろ教えてもらいました!
みなさんの役にたつ情報かもしれないので、紹介しますね!
患部が腫れていないか、熱がないかチェック
外科に行った時、真っ先にチェックされたのが、患部が腫れていないか、そして熱が出ていないかです。
細菌感染を起こしてしまうと傷口が腫れたり、患部や全身が熱を持ちます。
私の場合は、血が出ていて内出血はありましたが、腫れはなく、熱が出た感じもしなかったので問題ありませんでした。
みなさんも、すぐに医者に行けない方は、腫れと熱が起きていないか確認しましょう。
犬より猫が危険
今回私が噛まれたのは犬です。しかし、犬よりも猫が噛んだ時の方が注意が必要なんだそうです。
それは口の中の汚さの違い。
言いかたは悪いですが、猫の口の中は犬よりもはるかに汚いんだそうです。
その分、様々な細菌感染を起こす可能性があるので、犬同様に必ず診てもらった方が良いそうです。
犬は小型よりも大型に注意
単純に、噛まれた時痛い。という違いもありますが、どうやら大型の方が危険な理由は細菌感染の確立。
牙や歯から細菌感染を起こすときは、筋肉に食い込んだ歯から、細菌が筋肉を伝って広がるそうです。
そのため、大型の犬の牙の方が筋肉の深くに刺さりやすく、細菌感染を起こしやすいのだそうです。
体の上の方に向かって赤味や腫れが起きていないかチェック
外科の先生が言うには、動物の牙や歯から細菌感染を起こす時は、細菌のついた牙が筋肉に刺さり、
筋肉を伝って体の上の方に向かって腫れや赤みが広がるそうです。
私のヒザで言うと、このオレンジ色の〇のマークのような部分。
特に手を噛まれた人は、指や手から腕の方に向かって炎症や腫れが広がりやすく、
そのような症状が起きた時にも必ず医者に行くように。だそうです。
細菌感染の症状が悪化してしまうと、患部を切って膿を出したりしなければならなくなり余計に面倒が起きます。
1日にでも早い受診が大切です。
猫の場合の治療が大変
犬よりも猫に噛まれた時の治療が大変だそうです。
猫の場合、その日のうちに膿が出たり、炎症を起こしやすいとのこと。
患部の膿を定期的に出しながら治療しなければいけないので、傷を縫って塞ぐこともできないので、
猫に噛まれた、引っかかれた。という方は注意しましょう。
まとめ
今回は実際に犬に噛まれた経験と、そこから学んだ対処法、外科のお医者様から教えてもらった注意点をまとめておきました。
私の場合、ジーパンの上からだったから傷が浅く済みましたが、直接皮膚を噛まれると、
牙が筋肉に届きやすくなります。
細菌感染の可能性もあるので、「大丈夫でしょ」と油断せずに必ず皮膚科か外科に行くようにしましょう。
コメント