しゃぶしゃぶ温野菜郡山爆発事故の原因はプロパンガス(LP)ガスの滞留か⁉

ニュース

改装中の「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で起きた爆発事故。

事故現場から遠く離れた方の話では「かなり離れていても窓が揺れた」「轟音が鳴り響いた」ほどの大きな事故たということが分かりました。

事故が起きたのは朝9時前という時間と規模からガス爆発の原因はLPガス(プロパンガス)です。

「長時間漏れて滞留いたところに電気などで引火したのではないか」などが専門家の話で噂されています。

アイキャッチ画像引用元:Twitter

しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店爆発事故

 30日午前8時57分ごろ、福島県郡山市島2丁目で爆発があったと近くの会社員男性から119番通報があった。郡山消防本部によると、現場は飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」。建物は外壁などが飛び散って骨組みだけが残った状態になっている。建物内のガス栓が壊れてガスが噴出しているといい、消防はガスに引火して爆発が起きたとみて調べている。

【写真】爆発した直後の現場周辺。奥が爆発したと見られる建物=2020年7月30日午前9時ごろ、福島県郡山市、読者提供

県警によると、店内のがれきの中から男性1人が死亡した状態で発見された。通行人や近くの住人など17人がけがをし、うち40代女性の2人は重傷という。

現場周辺には全壊した住宅もあるため、郡山市は近くの桑野地域公民館に避難所を開設した。
参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/8325fa853a88ac774ca385b4fe5d3cacce22ed99

一人の方が亡くなり、二人の方が重症を負う大きな事故。

60m離れた大東銀行の事務センターでは事故現場側の4階窓が全て割れるほどの衝撃でした。

 

周囲には「いきなりステーキ」など食事処が多くあり、「残りのガス」で2回目の爆発も考えられることから、避難所が開設されています。

亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、怪我を追われた方の一日でも早いご回復お祈り申し上げます。

事故が起きた場所は?

事故が起きたのは福島県郡山市にある「しゃぶしゃぶ温野菜さくら通り郡山店」です。

マップ情報にはまだキレイな建物が映っています。

駐車場が大きく設けられているため、火災などの二次災害にはつながらなかったようです。

ストリートビューの建物をみると、「温野菜」の看板周辺が雨水の影響でシミになってしまっています。

さらにコチラ横面の外壁を見ると、壁に水が流れた跡のシミが。

外壁の汚れや内装を含めキレイにする大規模リニューアル工事だったのでしょうか。

翌日の8月1日にはリニューアル工事が終わり、心機一転のはずが大きな事故に繋がってしまいました。

 

「温野菜」の公式ホームページにも店舗情報が残されていました。

温野菜郡山店

店舗検索 | しゃぶしゃぶ温野菜
しゃぶしゃぶ温野菜の店舗情報をご覧いただけます。

休業は4月24日から。コロナ自粛休業期間に合わせて3か月以上のリニューアルを行っていたようですね。

半径1.5km以上に響く轟音

事故が起きた瞬間、温野菜郡山新さくら通り店から遠く離れた場所にいた方の話によると「1.5km離れているのに、ガラスがビリビリと鳴り、すさまじい音が鳴った」とのこと。

遠く離れた場所の窓ガラスさえも揺らすほどの大轟音。

鼓膜損傷や割れたガラスでの怪我など、店舗にいた方以外にも間接的に怪我を追われた方は多数いるハズです。

 

周囲の家の外壁は壊れ、窓も無くなっています。

原因の追究解明とともに、広い範囲での地域住民への配慮が求められる大きな爆発事故となりました。

過去に札幌のアパマンショップでの爆発事故は死者なし

2018年に起きた北海道札幌にある「アパマンショップ平岸駅前店」では、偶然が重なっとということもあり死者が出ない事故でした。

しかし今回の温野菜郡山新さくら通り店では、不幸にも死者1名、怪我を負った周囲の人が17名、うち重傷者2名です。

それほどまでに大きな事故だったということが分かります。

爆発はLPガス(プロパンガス)が原因

LPガスボンベ画像引用元:Wikipedia

周囲の家の壁も吹き飛ばすほどの大きな爆発事故であったことから、店内に大量のガスが充満していたことが分かります。

事故が起きたのは朝8時57分。

9時に出勤する人、あるいは改修工事に関わる人が店内の電気を付けたときにガスに引火したのではないか?という見方が強まっているようです。

 

ガスには大きく分けて「LPガス」と「都市ガス」という2つ種類があります。

ガスによる事故に注意 - 呉市ホームページ

コチラの消防局のホームページによると、ガス爆発を起こすのは「LPガス(液化石油ガス)」

比重が空気よりも重いので、下に溜まる。そしてちょっとした火花でも引火爆発を起こすとのこと。

 

対して「都市ガス」は空気よりも比重が軽く上に溜まります。

ガス中毒の危険はあるが、今回のような爆発はしない。

 

今回の事故は明らかに大きな爆発が起きていることから、「LPガス(プロパンガス)」が原因とみて間違いありません。

通常ありえない事故

ガス関連会社で働く方の話によると「今回の事故はあり得ない」と言います。

現在、LPガス(プロパンガス)にはマイコンメーターが取り付けられているため、ガス漏れを検知した時点でガスが安全弁で止まります。

マイコンメーター画像引用元:http://toyogasmeter.co.jp/product/lp/s.html

 

室内にガスを届けるにはこのマイコンメーターを経由しなけれならず、プロパンガス→マイコンメーター→室内のガス管という順番になります。

ガス漏れ検知した時点でマイコンメーターのガス供給がストップするので、室内にガスが充満するということはありません。

 

そのため今回の爆発の原因は

  • マイコンメーターの故障で室内にガス漏れしたまま充満
  • マイコンメーターでガス供給はストップしていたが、プロパンガスとマイコンメーターの間で不具合が起き周囲にガスが滞留してしまった

このどちらかに絞られます。

 

もし滞留が原因だとしたら、事故直前は周囲にガス特有の異臭が漂っていたハズです。

6本のLPガス(プロパンガス)が直射日光でむき出しに


コチラは事故のあった温野菜郡山新さくら通り店の東側の壁です。

ストリートビューでも見て分かりますが、6本のプロパンガスが直射日光に当たってむき出しになっています。

 

ガス専門家の方は「設置場所の状況が良くない」と語ります。

 

連日の天候不良で気温が低いとはいえ今は夏。

長時間プロパンガスが直射日光で温められて、内部で損傷を起こしたとうことも十分考えられます。

 

簡易的であっても屋根の設置など安全面の対策は万全だったのか疑問が残ります。

改装工事が原因の可能性

ネットに、改装工事などを取り扱う会社で働いている人の話が投稿されていました。

その専門家によると

  • 工費をケチって安い工務店に依頼すると、事故のリスクも大きくなる
  • 改装の施工中はガスの検知器を切る(警報が鳴らない)
  • 関わった工事の中にはガス管を破損させてガス漏れが30分ほど起きたこともあった
  • なんだかんだ大手に高い金額を払うのが安全な改装工事に繋がる
  • 安さに目をくらませて事故になればオーナーともども共倒れ

とのこと。

もしガス警報器を切ったままにしてしまい、そのままガスが漏れたとしたら、誰も気が付くことができません。

マイコンメーターの故障で室内にガスが充満。さらに警報器が作動していないという偶然が重なり今回のような重大事故を引き起こした可能性も高いです。

その他考えられる原因

施工会社で働く人も、ガス会社で働く人同様に今回の温野菜爆発事故を「普通ありえない」と指摘します。

事故の可能性として考えられるのは

  • くぎ打ちで壁の中のガス管を打ってしまった
  • ガス屋がシール材(補修剤)を貼り忘れた
  • ガス機器が使い慣れておらず操作ミス

などが考えられるようですが、これらは「普通はありえない」とのこと。

どちらにせよ現場の責任者の責任が大きすぎる。とのことです。

適当な工事会社が多いという事実

真面目に安全点検しながらガス工事をしている人がほとんどのはずです。

しかし、ガス事業で働く方によると「リフォーム作業員のミスが多い」と指摘しています。

「点火試験に行ったらガス管を水道用のプラグで止めてあった。そのままだと間違いなく漏れる」
給湯器が付いていないのにガスの開栓依頼があったけど、ガスが駄々もれになる。適当な工事会社が多い」

とおっしゃっていました。

 

リフォーム会社は専門職ではないので、詳しく分からずミスが起きてしまうのかもしれません。

あるいはLPガス(プロパンガス)を設置した業者の確認不足かもしれません。

 

どちらにせよ、ガスは命や大きな事故に関わることなので、「分かりませんでした」では済まないというのは工事に関わる人全員が知っておかなければならないことです。

コメント